ハディのめざせ 中古機械&工具マスター

電動工具や電動機械を長持ちさせるコツ

電動工具や電動機械を長持ちさせるコツ
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インパクトドライバ忙しい師走の季節を過ぎ、新年が訪れました。
まだまだ寒さの厳しい季節が続きます。
お正月の休日で、疲れは取れましたでしょうか?

くたびれた人間と同様、電動工具や電動機械も、日々の休憩、メンテナンスを怠ってしまうと、その分消耗が激しくなるものです。

中古購入をしても、「安い」とは言いがたい電動工具や電動機械。
少しでも長く動いて欲しい、少しでも高く売れて欲しいと思うのは、皆さん一緒ですよね?

今回は、今お使いの、またはこれから購入されるご予定の電動工具や電動機械を長持ちさせるために、『バッテリー』に着目!
種類や特徴、便利な豆知識をいくつかご紹介して行こうと思います。


>>電動工具・電動機械のバッテリ(電池)について
充電式電池の市場での主流は現在、「ニカド電池」、「ニッケル水素電池」、「リチウム電池」の三種です。 今後は、環境問題などの問題から、ほとんどの電動機械や工具がリチウム電池に移行していく流れとなりつつあります。


>>ニカド電池は、「大電流」と、「頑丈さ」が特徴!
ニカド電池の電圧は約1.2Vほどあり、最大500回もの充電をこなせる耐久力と、優れた大電流特性(負荷特性)、安定した放電が可能です。
特徴としては、「不器用だけど、力持ち」。容量が残っていればいつでもフルパワー!切れると突然プツリと切れてしまう電池。
主にコードレスの電話や電動工具、シェーバー、非常照明などに使われています。

欠点と呼べる部分は、「自己放電」による容量低下(使用していなくても、放置している間に電池が減ってしまう)と、「メモリー効果」と呼ばれる現象など。
また、有害物質であるカドミウムが含まれている事もあり、最近では利用されなくなってきている電池です。


◆ここでひとつハディズ豆知識その1!
「『メモリー効果』って何?」
これは、電力を残した状態の電池に継ぎ足し充電を行う事で、「継ぎ足しを開始した段階での電池容量」を記憶してしまい、その容量まで電池が減ると、機器側が必要な電力がなくなったものだと判断してしまう現象の事。
まだ電池残量が残ってるのに「電池切れのランプが点滅してる!?」「急に電源が落ちた!」などのトラブルは、これが原因となります。


>>ニッケル水素電池の電池容量は、ニカド電池の倍以上!
ニカド電池の欠点を補うために開発されたのがニッケル水素電池。大きな違いは、負極活物質に使用されているのがカドミウムから水素吸蔵合金に変わった事。
これは、自分の体積の1000倍もの水素を蓄えることのできる金属であり、ランタンなどの希土類金属とニッケルなどの遷移金属からなる合金です。
その効果によって、ニカド電池の倍以上の容量を保持でき、また、有害物質であるカドミウムを含まない利点から、ニカド電池からの置き換えとして採用を進められた電池です。
特徴としては、「賢い節約家」。電池容量が少なくなると、フルパワーでの発電を控え、長く、なだらかな電池使用をしてくれる電池です。

ニカド電池同様、自己放電による容量低下や、本来の充電容量が低下してしまう、「メモリー効果」は僅かながら欠点として残ってしまっていますが、今も日々開発が続けられており、これらの欠点を抑えたニッケル水素充電池が数多く使用されています。


◆ハディズ豆知識その2!
「『メモリー効果の改善方法』ってないの!?」
答えは一言。あります。

「電池に記憶されてしまった電池容量をリフレッシュするために、いったん電池を空にする」。
これだけなのです。
具体的には、充電池に対応している機器を使って電池切れを起こすまで使用を続ける、あるいは、市販のリフレッシュ機能を持った充電池(オートディスチャージ)を使って空にする方法があります。
放電をしすぎると、過放電となり、本格的に電池を痛めてしまう事となりますので、リフレッシュを施す際にも注意が必要です。
また、メーカーによっては充電池のリフレッシュを施してくれる場合もありますので、信頼できる業者に頼むのもひとつの手段です。


>>リチウム電池は、スマートで高品質な新参者!
ニッケル水素電池を越えるエネルギー密度を持つ電池として登場したのがリチウムイオン電池です。
この電池は、約3.7Vという高い放電電圧を持つリチウム系の充電式電池でありながら、リチウムの溶解・析出反応を伴わず、リチウムイオンを吸蔵・放出できる正極と負極の組合せで成り立っているため、500回以上の充放電に耐えることができるというのが大きな特徴です。
小型軽量化、高機能化が進むモバイル機器にはなくてはならない電池として、また、電動工具の軽量化にも大きく貢献しています。
ニカド電池やニッケル水素電池が抱えてきた、メモリー効果がほとんど無い。また、自己放電による容量低下が少ないなどの特徴があります。

しかし、容量以上に充電する「過充電」や、容量以上に電気を発する「過放電」によって、高発熱や発火、さらには爆発といった危険が伴う危険性もあります。そのため、市販されているリチウムイオン電池にはさまざまな安全回路が盛り込まれています。


◆ハディズ豆知識その3!
「リチウム電池の種類ってどんなものがあるの?」
リチウムイオン・リチウムポリマー・リチウムフェライトの三種です。
リチウムイオン電池の発火事故などの安全面での強化のためもあり、後発で開発されたのが、リチウムポリマー電池、リチウムフェライト電池。
リチウムポリマー電池は、携帯などでよく使用されています(iPod、iPhoneなど)。
ゲル状になっているので液漏れがなく、超薄型(1mm程度)の電池が作れるのが特徴です。
しかし、過充電に弱く、発火の恐れがあることや、過放電で、電池自体の性能がなくなること、管理が難しい点があります。

リチウムフェライト電池は、安全面においては最強(発火の恐れが無い)です。
過充電、過放電による電池の劣化もほぼありません。
高価なことと、電圧が他のリチウム系にくらべ少し低いなどの部分が欠点となります。


まとめ 電動工具の長持ちの秘訣!
電動工具、電動機械を長持ちさせる秘訣は、とっても単純。
ひとつは、連続使用をやめ、人と同じように休憩をさせることです。
連続使用はモーターやそれを覆う金属・プラスチックなどに熱が溜まり大きな負担を与えるため、定期的な休息は必須です。

また、充電工具の場合は、直射日光の当たる暑い場所や車の中(夏は高温)、雨なども大敵。
最近の電動工具の中には防雨や防滴タイプなども出てきていますが、機械は機械。出来ることなら避けた方が無難と言えるでしょう。

使用中に気を配る事も大事ですが、使用後のメンテナンスもとても重要です。
油を差すものはこまめに手入れを行い、木屑やほこり等を取り除いておくことが長持ちに繋がります。

それから、カーボンなどの消耗品が内部に搭載されている電動工具や電動機械に関しては、それらのメンテナンス・チェックは頻繁に行いましょう。
もったいないからとギリギリまで使う事で、内部機械の核に重大なダメージを与える可能性も出てきます。
ケチをした結果、高かった電動工具や電動機械が動かなくなるなんて、嫌ですよね?


より長く使用するためにも、いずれ訪れる買取査定をより高額にするためにも、『使用中の休息』『適切な保管場所』『こまめなメンテナンス』の3点を心がけましょう!

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